フレームワーク本の内容紹介(総論・後編)

弁護士 井垣 孝之   2016年3月21日 (月)

さて,前回はフレームワーク本のPart1(総論)の前半部分をご紹介しましたが,今日は総論の後半部分です。

総論の後半では,3つの法律フレームワークに基づいて具体的にどのように法学の勉強をしたらいいのか,そしてどうやって答案を書いたらいいかについて書いています。

 

第5章 3大法律フレームワークに基づく法律学習法(総論) P.82
1「法学の基本」とは何か? P.83
⑴ 基本とは何か?
⑵ 3大法律フレームワークと法学の基本
⑶ 学習における成長過程に応じた学習をすることの重要性
⑷ 法学の教育方法と法律フレームワーク
⑸ 3大法律フレームワークから導かれる法学の基本
2 3大法律フレームワークに基づく効率的な基本書の読み方 P.88
① どんな条文・制度があるのかを具体的に学ぶ
② 法的三段論法のフレームワークを意識しながらインプットする
③ 利益衡量のフレームワークを意識しながらインプットする
④ 原則―例外のフレームワークを意識しながらインプットする
Column 意思主義と表示主義
⑤ アウトプットを意識してインプットする(過去問を使って効率的に学ぶ)
3 司法試験短答式試験の効率的な学習方法 P.98
4 法律フレームワークを使った学習法のまとめ P.101
5 法律フレームワークに基づく効率的な判例の読み方 P.103
⑴ 判例学習の重要性
⑵ 判決文の基本的な構造
⑶ 法曹会『最高裁判所判例解説』について
⑷ 判例分析のフレームワーク
⑸ 判例百選の読み方

第6章 3大法律フレームワークに基づく司法試験(予備試験)の答案作成法(総論) P.107
1 試験問題を見たときに最初に見るべきものは? P.108
2 問いに答えている答案とは? P.108
⑴ 形式面:問いに対する結論がある・結論が問いに対応する形になっている
⑵ 実質面:論証全体の内容が問いに答えるものである
3 問いの読み方・答え方 P.111
4 司法試験とはどのような試験か? P.112
5 法律フレームワークに基づく答案作成のフレームワーク P.112
⑴ 事例問題における問題分析と答案構成の思考過程
⑵ 一行問題における問題案分析の思考過程
⑶ 解釈方法の基本
⑷ 論点のパターン
⑸ 答案におけるナンバリング法

 

第5章 3大法律フレームワークに基づく法律学習法(総論) P.82


本書では法的三段論法のフレームワーク・利益衡量のフレームワーク・原則-例外のフレームワークの3つを3大法律フレームワークと呼んでいます。

「基本が大事」とはよく言われることですが,そもそも「基本とは何か」「基本に忠実とはどういうことか」についてはなかなか教えてもらえないのではないでしょうか。

そこで,第5章では,3大法律フレームワークに基づいて「基本に忠実な」学習をするにはどうしたらいいかを具体的に述べています。


まず,下の図表のとおり,「法学の基本」について明確に定義しています。


その上で,上記のフレームワークを用いて,受験生の間で定評のある佐久間毅『民法の基礎1 総則(第3版)』を読者と一緒に読み,「どうやったら基本書の行間を読めるか」を示しています。

その結果,佐久間先生の「民法の基礎1」のうちたった2頁(114・115頁)を読むのに,フレームワーク本では9頁をかけるという例のない試みをしています。

基本書の読み方を教えてくれる本というのはなかなかないと思いますので,特に独学をしている方にはよい教材になるはずです。


さらに,短答式試験の学習方法や判例分析のフレームワーク(刑事系で実際にこのフレームワークを使って著名判例を分析しています)も紹介しているので,司法試験受験生の「この勉強法でいいのかな・・・?」という悩みにはかなりの部分お答えできる章となっています。

 

第6章 3大法律フレームワークに基づく司法試験(予備試験)の答案作成法(総論) P.107


司法試験受験生のお悩みポイントのもうひとつは,答案の作成方法です。
フレームワーク本では,「問いに答える」という答案作成の基本から出発し,そこからどのように思考を展開していくかを書いています。


「問いに答える」というテーマについて掘り下げ,「説明しなさい」「検討しなさい」「論じなさい」「述べなさい」「意義を述べよ」といった問いの種類の違いや,「問いに答えていないと評価される」具体例を示しているところが特徴です。

 

また,「答案作成」を,問いと問題文の頭の中に入れて処理する「問題分析」(下図を参照)と,分析した結果を答案に書けるような形にまとめる「答案構成」とに分け,それぞれについて汎用的なフレームワークを提示しています。


問題分析のフレームワーク


問題分析と答案構成のフレームワークは,各論において実際に司法試験の問題を解く際に応用していますので,各論で具体的にどのように使ったらいいかを確認することができます。


さらに,いわゆる論点が発生する6パターンとナンバリングの仕方についても書いているので,本章を読めば答案作成時の思考過程と注意すべきポイントをひと通りおさえることができます。

司法試験直前期の人が司法試験で何をすべきかを確認するにもぴったりです。

 

以上でフレームワーク本の総論部分の紹介は終わりです。
本書は当面Webでしか購入できないのですが,以上の紹介でおわかりのように,実際に手元で他の教材と一緒に使うと威力を発揮します。そのため,3月27日までにお申し込みいただいた方には,返金保証をおつけすることで気軽にお申し込みいただきやすくしています。

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明日以降にいよいよフレームワーク本の各論,刑事系からご紹介していきます。

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